建物を「六面体」でとらえる構造の考え方

1階の床剛床の施工が完了しました。

建物がどのように地震時や風圧力を受けるかをわかりやすく捉えるために、弊社では「建物全体を六面体(箱のような形)」として考える構造計画を採用しています。

地震や風による水平方向の力(水平力)は、建物の壁や床、屋根など、六つの面全体にバランスよく伝わるものとして設計しています。

このような考え方に基づき、間取りの計画や基本設計を進めています。

このとき、六面体の「底面」にあたる部分は、1階の床ではなく「ベタ基礎」がその役割を担います。

つまり、地震時に力を受け止める構造として、1階の床(剛床)は直接的には構造計画に含まれていません。

ただし、1階の剛床は、構造的に無視されるわけではなく、「床の固定荷重をしっかり支えるための剛性」としては重要です。

建物の安全性と安定性を確保するうえで、適切な剛性を持たせることで、日常の使用や長期の耐久性にも貢献しています。

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