
土台敷き(どだいしき)のポイント
土台敷きは、土台伏図(どだいふせず)をもとに進めていきます。
この工程では、土台を支える「床束(ゆかづか)」の固定状態をしっかり確認しながら、また、基礎に埋めてあるアンカーボルトの位置に合わせて、孔(あな)を一カ所ずつ丁寧に開けていきます。同時に、継手(つぎて)の位置も正しく施工されているか確認します。
土台伏図は、設計の段階で構造の安定性や現場での施工性を考慮して作成されています。
そのため、土台敷きは木工事のスタートであり、設計者が最初に現場を確認する重要なタイミングでもあります。現場と設計が情報を共有し、より高精度でスムーズな工事に繋げていくための大切な工程です。