窓に窓枠を取り付けると、まぐさや柱との間に少し隙間ができてしまいます。その隙間にグラスウールを詰めるのは難しいので、現場発泡のウレタンフォームを充填することで断熱性能を高めます。
上の写真は、窓の四方枠を”縦勝ち”で組み立て、留め付けたところです。この後、専用の金物を使って窓枠を柱やまぐさに固定し、隙間部分には硬質ウレタンフォームを充填していきます。
上の写真は、窓枠の四方を金物で固定し、ウレタンフォームを充填したあとの様子です。隙間が見えなくなりました。この後、断熱材の室内側に調湿気密シートを張っていきます。
窓枠の隙間を埋めているのは、スプレーガンで吹き付ける現場発泡タイプの硬質ウレタンフォームです。ガンで吹き付けると発砲して1.5~2倍くらいに膨らみ、空気中の水蒸気と反応して硬化します。
吹き付けた量が多くて、硬質ウレタンフォームが膨らみすぎてしまいました!このはみ出した部分は、硬化後にカッターで切り落とします。膨らむ分を考えて、吹き付ける量を調整しながら充填していきます。
はみ出したウレタンフォームを切り落とし、調湿気密シートを張ったら、石膏ボードの下地として胴縁を打っていきます。
このように、窓まわりについても、断熱層・気密層ともに隙間ができないように、気を付けて施工していきます。