(愛称)「集いの家」の床に、”床下点検口(ゆかしたてんけんこう)”を作っている時の様子です。床下の配管に不具合があったときなどに、床をこわさなくても点検できるように、人が入れるサイズの”床下点検口”を作っておくことがとても大切です。
床下点検口は、”大引き(おおびき)”という床を支えている構造材の内側部分に、60cm角くらいの大きさで床に穴を開けて作ります。床下空間は、コンクリートの土間と大引きとの間が約40cmくらいの高さの空間となっています。
床下点検口の穴には、開け閉めできるようにフタをつけるので、フタを乗せるための”受け材”を大引きに取り付けます。フタの上を人が歩くので、しっかりと支えられるように補強材もつけます。
床とフタの境目をきれいに納めるために、床材の端には”見切り材(みきりざい)”を施工します。
フタは、他の床の部分と同じように、構造用合板と無垢の床材で作ります。
フタの裏には、補強も兼ねて木材が留め付けられました。合板と床材も、裏からビスでしっかりと留め付けられています。
(愛称)「集いの家」は基礎断熱なので、床下空間の温熱環境は室内と同じと考えます。床断熱の家とは違って、点検口のフタに断熱を施す必要はありません。
床下点検口の穴にフタを乗せると、ぴったりとはまってなじんでいます。見切り材が金属ではなく木材なので、主張が少ないのが良いですね!床下点検口は、これから毎年の点検で役に立ってくれるはずです。