(愛称)「これからを楽しむ家」は、無事に完成してお引き渡しをすることができました。でも、工事の様子などをまだまだ紹介しきれていないので、引き続きマイペースに紹介を続けさせていただきたいと思います。タイムラグがありますがご了承ください。
(愛称)「これからを楽しむ家」の階段は、スケルトン階段です。ストリップ階段、オープン階段などといわれることもあります。段と段の間を垂直につなぐ”蹴込板(けこみいた)”や”手すり壁”を作らずに、登る時に階段の向こう側が見える開放的な作りとなっている階段です。
2階の床板が張られていない空間が、階段スペースです。いままで梯子をかけて上り下りしていました。
手すり壁のある階段などは”踏み板”と”蹴込板”を一段ずつ組み上げていきますが、スケルトン階段の場合は、”側板(がわいた)”に”踏み板”をはめ込み、全体を組み立ててから一気に2階の床へ階段をかけます。
組み立てた階段を、階段スペースにはめ込みました。重くて長い階段を、柱や梁をかわしながらピッタリはめ込むのは、大変な作業です。無事に設置できてホッとしました。
階段をはめ込んだ後は、歪みがないように微調整をしながら固定します。
スケルトン階段はどの方向から見てもすっきりシンプルなデザインなので圧迫感がなく、風や光も通してくれます。
このあと手すりを設置し、ビスの穴に”埋木(うめき)”をして仕上げていきます。