(愛称)「居ぶくろはうす」は、2階に浴室や洗面脱衣室があります。そのため、1階の天井裏には、給水管・給湯管・排水管など、いろいろな管が通っています。排水管は、水が自然と流れていくように勾配をつけて固定されています。
天井裏には、管だけではなく電気の線やテレビの線なども通っています。全てを配線・配管し終わったら、天井を張ってこれらの管や線を隠してしまいます。
2階からの排水管は、1階の床下から外の下水管につなげるため、このように家の中を縦にも通っています。
これらの垂直に通る管や線をまとめて隠すために、小さな空間を計画しておきます。この管や線のための空間のことを”PS(パイプスペース)”といいます。縦に通すものが細い線だけの場合は、PSをつくらずに壁の中を通すこともあります。
PS(パイプスペース)は、石膏ボードを貼ると中が見えなくなるので、見た目がスッキリします。でも、何か問題があったときには中が見えた方が良いので、天井には点検口を設置しておきます。
パイプスペースの前には分電盤が設置されました。完成後だけを見たら、分電盤の後ろにあんなにたくさんの線や管が通っていることには気が付かないですね!