(愛称)「居ぶくろはうす」の室内階段は、まわり階段です。大工さんが一段ずつ加工して仕上げていきます。階段ができるまでは梯子で上り下りするので、たまに作業のために梯子をどかしていたりすると、おっと2階に行けない!なんていうこともあります。
まずは階段の位置と高さを確認しながら、下地を作っていきます。
階段の水平部材である”踏板(ふみいた)”と、垂直部材の”蹴込板(けこみいた)”を設置していきます。踏板には、”Jパネル(ジェイパネル)”という3層構造のパネルを使っています。3枚の挽き板を繊維方向が直交するように重ね合わせて作られており、天然木に近い質感の仕上りで、強度が高く狂いが少ないパネルです。
階段を横から見た写真です。踏板のJパネルの裏に溝が彫り込んであり、そこに蹴込板がはめ込まれている様子がわかります。
階段をつくるとすぐに、”養生シート(ようじょうしーと)”を張って、表面に汚れや傷がつかないように気を付けます。養生シートとして、部材が入っていた段ボールなどもよく利用します。
2階まで、あと少し!
2階まで階段が完成しました!両手がふさがっていても、軽々と2階までのぼることができます。階段ってあたりまえのように普段使っているけれど、今まで梯子だったところが階段にかわると、こんなに安定感があってありがたいものなんだ!と感動します。
大工さん、お疲れ様でした。