(愛称)「居ぶくろはうす」の”配線長押(はいせんなげし)”設置の様子をご紹介します。”配線長押”は、梁の下に水平に設置する部材で、電気の線や通信のケーブルなどを隠して配線することができる優れものです。電気の線などは、壁や天井の中に配線されることが多いですが、配線長押の中に配線しておくと上から作業することができるので、間取り変更やメンテナンスの際に壁を壊すことなく線の追加変更をすることができます。永く住むことを考えると、このひと手間がとてもありがたいです。
上の写真は、窓側の梁下に配線長押の背板と底板を取り付けた時の様子です。途切れないように壁際に ぐるっとまわして施工していきます。
大工さんが杉の板を合わせて配線長押を加工しているところです。板を当てながらピッタリずれないようにビスでとめていきます。
配線長押を取り付ける時は、このビスが打ってある面を壁側にするので、部屋の中からは見えなくなります。今、上を向いている面が配線長押の底板(下から見える面)となります。どの方向からビスをうつかも大事ですね!
コーナーで突き合わせて、もう一面の壁にも配線長押が設置されました。この後、正面に板を取り付けて配線が見えないようにしていきます。
後日、電気の線などが配線され、正面の板も取り付けられました。
配線長押の完成です!
ちなみに、壁の石膏ボードには、壁紙を貼る下準備として、ボードの継ぎ目やビスの穴の凸凹などを埋めるためにパテ処理が行われているところです。こちらについては、また別の機会にご紹介したいと思います。