紹介する工程が多少前後してしまいますが、(愛称)「居ぶくろはうす」に窓枠が取り付けられた時の様子をご紹介したいと思います。
こちらは、窓を設置した時の写真です。窓の土台の上に、水切りシートと防水テープが施工され、窓が取り付けられました。この窓の周り(室内側)に、無垢の杉板で窓枠を造作していきます。
こちらは窓の外側の様子です。ビスで固定した上から防水テープ、防水シートなどが施工されていきます。
窓枠には、厚さ24mmの乾燥した杉の無垢材を使用します。縦の板と横の板の幅(窓枠の奥行)が少し違うのがわかりますでしょうか。基本的には縦の枠に少し幅のあるものを使います。そして縦の枠を伸ばして横の枠を内側に納めるように仕上げます。この仕上げ方を”縦勝ち(たてがち)”といいます。一般的には”縦勝ち”の納まりの方が”木口(こぐち)”といわれる板の切り口が見えにくく、きれいに仕上がるとされています。窓やドアの枠は、基本的には縦勝ちとなるように仕上げていきます。
窓枠が窓に取り付けられ、固定されました。杉板の木目が見た目にも温かい仕上がりとなっています。(触っても温かい仕上がりです。)
こちらの窓にも、縦勝ちで窓枠が取り付けられました。
杉板の木目が素敵ですね。この杉板の窓枠は、自然素材を使った家づくりの部材の中でも、私が特に好きな部材なので、皆さんにおススメしたいです。