(愛称)「居ぶくろはうす」の外装材はガルバリウム鋼板です。ガルバリウムは亜鉛とアルミを組み合わせた合金で、金属素材なのにさびにくく、耐久性、耐熱性、加工性などに優れています。
こんなに薄くて大丈夫なのか、と心配になる人もいるかもしれません。外装材は、主に雨や紫外線から家を守りつつ外観を美しく整えるためのものなので、厚みは重要ではありません。立地によっては、防火性能が重要となります。火災時に外からの火をもらいにくく、中からの火を出しにくいガルバリウムは外装材に適しているといえます。
耐震性や断熱性、気密性などは、通気胴縁より内側でしっかり確保されています。通気胴縁の内側に透湿防水シートも貼られているので、防水対策は外装材と合わせて2段階となっています。
窓まわりにはこのようにフレームを回して、ウェーブ形状に加工されたガルバリウム鋼板をはめ込んでいきます。
縦のつなぎ目部分には、中間水切りを設置します。外装材に雨があたっても、水滴は上から下へ流れていき、水切りで外側に排出されて雨が外装材より内側に入り込まないように施工していきます。
角の出隅部分には、このようなカバーをつけています。
一面に外装材が施工されたところです。ぱっと見ではどこがつなぎ部分だかわからないですね!
窓枠の周りなどはシール材で防水対策をします。この凸凹にシール材をうつのはすごい技!だといつも感心してしまいます。板金屋さん、お疲れ様でした。