(愛称)「これからを楽しむ家」は、外壁の面材や防水シートが張られ、すっかり家らしくなりました。ここまでくれば、雨風をしのげるので一安心です。
壁ができたら、そこにいろいろな”孔(あな)”を開けていきます。
こちらは24時間換気のための吸気口を取り付ける孔です。孔をあける時に間違えないように、「100Φ」とメモが書いてありますね!吸気口のための孔は直径100㎜の円となっています。断熱材や石こうボード、外装材などを施工した後で孔を開けるのは大変なので、外と中をつなぐ必要があるところには先に孔をあけて準備しておきます。
(愛称)「これからを楽しむ家」の壁は、吹込みセルロースファイバーの充填断熱なので、電気の配線なども断熱材の施工前に通しておきます。
こちらはエアコンを取り付けるための孔です。75φと書かれています。
外壁に孔をあけたら、外から水が入り込んだりしないようにしっかり防水テープで処理をします。
中と外をつなぐ”スリーブ材(貫通している孔に埋め込んでいる筒状の管)”は、家の中に水が入ってくることが無いように、どれも外側が低くなるように傾斜をつけて通してあります。上の写真のように、つば付きで、セットするだけで自動的に傾斜が付くようになっているものもあります。
壁だけではなく、床にも穴を開けていきます。ここには、トイレの手洗いのための給水ホースと排水のパイプを通してあります。床材や1階の天井を張る前に、準備をしておくのです。
家を建てる時には、いろいろな場面でこのように「順番」がすごく大切だなあと感じることが多いです。完成に向けてパズルのように工程が組まれていて、その順番には意味があるのでとても面白いです。