(愛称)「これからを楽しむ家」の工事が始まっています。
今回は、家の土台となる基礎配筋工事の様子を紹介します。基礎は、家が建ってしまうと目立たないですが、家を支える大事な構造物です。縁の下の力持ち、ですね!
こちらは、鉄筋を配置したところです。鉄筋が整然と並んでいて気持ち良いです。コンクリートを打ち込む前には、この状態で、鉄筋の重なり長さなど必ず配筋の検査をします。
私はこの光景が好きなので、コンクリートで見えなくなってしまうのが少し残念に思います。でも、鉄筋はコンクリートと一体になることでその良さを発揮できるので、コンクリートが打設されて見えなくなることは鉄筋にとっては喜ばしいことなのです。
(愛称)「これからを楽しむ家」は、木造ドミノ工法で建てるので、大黒柱となる太い柱が2本立ちます。その柱を支えるところに向かって、鉄筋が密に配置されていところが地中梁(基礎梁)といわれる部分です。
この水色の丸いものはスペーサーといって、コンクリートのかぶり厚さを確保するためにつけてあります。鉄筋はアルカリ性のコンクリートによって腐食から守られるように計画されているので、鉄筋の周りのコンクリートの厚さが少ないと、錆びやすくなってしまいます。長い年月、強度を保てる基礎とするためには、十分なかぶり厚さを確保することが大切です。
鉄筋の表面につく赤さびは、強度上問題ありません。むしろ、コンクリートとの絡みが良くなって付着強度が増すといわれています。アルカリ性のコンクリートと合わさることで、内部まで腐食することはありません。