福安工務店では、OMソーラーシステムを搭載した家を建てています。
太陽の熱で温まった空気を、床下に送り込んで暖房として使ったり、給湯用のお湯を温めるのに使ったりするシステムです。
小屋裏には、屋根で温まった空気を分配するためのハンドリングボックスが置いてあり、そこから直径30㎝ほどのOMダクトが伸びています。
ダクトのまわりは断熱材でおおわれていて、熱を逃しにくいようになっています。
このOMダクトは、小屋裏から2階、1階を通って床下までつながっています。
パイプスペースとして壁で囲って見えないように通すこともありますが、気にならなければ見えていても問題はありません。(愛称)「集いの家」の2階は、収納スペースの中を通すことになりました。
1階のOMダクトは、リビング手前の袖壁の横を通しています。
木製のリブパネルでダクトのまわりを囲って仕上げます。しっかり接着するまで、ひもで縛って固定しておきます。
冬モードの運転時には、OMダクトを通って床下に送り込まれた暖気が床面を温め、床の吹出し口から出てきます。
夏モードの外気取入れ運転時には、室内より涼しい外気を取り込んで室内に送りこみます。
OMダクトが化粧リブパネルで仕上がりました。
冬あたたかく、夏すずしい室内環境を作り出してくれるOMダクトが、家の真ん中でインテリアのアクセントにもなっています。