キッチンの壁は、昔はタイルなどもよく使われていましたが、最近は”キッチンパネル”を仕上げ材とする家が多いです。
キッチンではお料理をするので、仕上げ材には、耐火性があって水や油汚れに強い素材を使わなくてはなりません。掃除がしやすい、耐久性が高い、というのも大事な要素です。そのような条件を満たす、キッチンの壁に最適な面材のことを総称して”キッチンパネル”といっていますが、素材には金属、ホーロー、不燃化粧板などがあり、種類や特徴は様々です。
（愛称）「これからを楽しむ家」のシステムキッチンを取り付ける壁面には、下地を入れた上から石膏ボードが張られました。この後、システムキッチンを設置する前に、壁の仕上げ材としてキッチンパネルを張っていきます。
（愛称）「これからを楽しむ家」では、お施主様のご希望により、ホーローのキッチンパネルを仕上げ材としました。ホーローは金属の表面にガラス質を高温で焼き付けたもので、強くて美しい素材です。下地が鋼板なので、マグネットボードとしても使用できます。
ホーローのキッチンパネルは、耐火性、防汚性、耐久性に優れた素材ではありますが、厚みが0.5㎜と薄い素材なので、施工には気を使います。
キッチンの壁面に、作業台や収納棚で隠れてしまうところを除いて、キッチンパネルが張られました。キッチンを設置した後、継ぎ目部分やシステムキッチンとの取り合い部分にシーリングを打って完成となります。
壁面をホーローのキッチンパネルで仕上げたシステムキッチンが完成しました。毎日、お料理をするたびに目にするところなので、お掃除しやすいパネルで、手間なくきれいに過ごせると嬉しいですね。