ふたりだからコンパクトがちょうど良い暮らしを楽しみ尽くす終の住処

ふたりだから
コンパクトがちょうど良い
暮らしを楽しみ尽くす
終の住処

日野市 もぐら舎

開放的な吹き抜け天井から差し込む、柔らかな光に包まれるリビング・ダイニング。目の前に広がる手入れの行き届いた畑には、おいしそうな野菜たちが元気に育っています。畑作業にガーデニング、山登り、スポーツ、音楽と、多彩な趣味を持つご夫妻。「自然で快適な暮らしを楽しみたい」というおふたりに、住まい選びで大切にしたことを教えていただきました。

快適な暮らしと健康を創造する「食住接近」の住まい

夫のSさんと、妻のSさん。
夫のSさんと、妻のSさん。

住まい選びをはじめたきっかけを教えてください。

夫:もともとは、ここから100mほどの場所にある家に住んでいました。住まいのリフォームを考えていたタイミングで、それまで畑として利用していた場所に家を建て替えることを決めました。住まいと畑を一緒にすることで、職住接近ならぬ「食住接近」を実現しようという考えです。

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どのような住まいにしたいと考えていましたか?

夫:建て替えを決めたことを、ゴルフ仲間に話をすると「あと何年も住めないのに、もったいない!」と笑われたんですよ。あまり長生きするのも良くないですかね(笑

妻:私も「あと何年?」なんて考えたことがありませんでした。すでに子ども達も独立をして、各々の住まいがあるので、私たちふたりが暮らしやすい住まいを考えていました。それで、久村さんに「ここで、あと10年は住めるかしら?」と相談してみたんです。すると「新しい住まいは、自然素材を使った身体に優しいお家です。10年どころか長生きして、たくさん住んでいただけるはずですよ」っておっしゃっていただきました。私たち夫婦は、とにかく少しでも快適な暮らしがしたいという思いだけでした。

久村:健康で長生き出来ることはとても良いことですよ。当初から、コンパクトにまとまった住まいをご希望されていましたね。

妻:昔の家は、子ども達のために部屋をいくつも用意したり、大きなサイズのものが多かったように感じます。新しい住まいは、私たち夫婦が快適に暮らすことのできる「終の住処」にしようと考えていました。コンパクトな設計で、日々の掃除などを楽にしたいと思いました。

夫:コンパクトな住まいのために、断捨離もしました。相当な量の物を捨てて「あれ、捨て過ぎちゃったかなぁ?」と思うくらいでした。

工務店選びの決め手は、この人に任せたいという安心感

工事を担当した松永(左)と設計を担当した久村(右)
工事を担当した松永(左)と設計を担当した久村(右)

工務店選びはどのように行ったのですか?

夫:何かあった時にも対応していただきやすい、住まいの近くにある工務店を探していました。しかし、ある工務店さんにお話を伺いに行くと、「柱は集成材でつくります」と開口1番に言われてしまいました。私は自然素材を使った住まいに興味があったので、ネットなどの情報からいくつかの工務店に目をつけました。その中で、無垢の木やウール断熱、省エネなどにこだわりのある工務店さんを見つけ、図面もつくっていただきました。私たちの中では、その工務店さんにお任せする気持ちになっていたはずなのですが…。外壁に自然素材を用いたいと希望したところ、耐久性の問題で聞き入れてもらえなかったことで、なにか大きな違和感を感じました。

妻:夫は色々なことに興味を持って調べる人なので、自然素材を使用して、しかも人とはちょっと違うことがしたかったのだと思います。それで、また色々と調べていくうちに福安工務店のホームページを見つけました。

夫:福安工務店では自然素材やOMソーラーを取り入れていて、機械に頼るのではなく自然を利用したパッシブシステムにはとても興味がありました。それで、モデルハウスへ見学に行きました。

家を囲むようにある自家菜園にはたくさんの野菜が育っている
家を囲むようにある自家菜園にはたくさんの野菜が育っている

設計まで進めていた工務店さんもあったのに、最終的に福安工務店に決めた決め手はどこだったのでしょうか?

夫:設計を担当してくれる久村さんが、とにかく正直でウソをつかなそうだと思えたことです。そこなの?と思われるかも知れませんが、大きな費用をかけて住まいを建てる立場としては、相手がどれだけ信用できる人なのかはとても重要なことでした。はじめに相談していた工務店さんを信頼できなかったわけではないのですが、久村さんの人柄には圧倒的な安心感を覚えました。

妻:福安工務店さんからの帰り道に、夫と「久村さんなら、安心して気持ちよく相談できそうだね」という話になりました。

久村:おふたりのお話を聞かせいただいて、住まいづくりだけでなく、生活そのものが自然志向な印象を受けました。畑と家、食と住、これらがゆるい繋がりを持って生活できる住まいをご提案できたらと思いました。

夫:我々はもっと単純で、畑を耕しているのも、実は「本当においしいものを食べたいから」です。住まいに自然素材を使いたいのも、そこにいることが「本当に心地よいから」というシンプルな理由です。ただお見積もりを出してもらったら、はじめに相談していた工務店さんより高額なってしまったのですが…。久村さんの人柄につい騙されて!お願いすることになりました(笑

信頼関係の構築が、理想の住まいをかたちにする

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設計の打ち合わせはどのように進みましたか?

久村:まずは、暮らし方の理想や趣味などを詳しくお話いただきました。話のつじつまが合わなくても、脱線することがあっても良いんです。実はそれが1番、住まい手にとって大切なことかもしれないからです。おふたりは趣味も多彩で、なかでも畑の話はすごく興味深くて私自身も勉強になりました。つい、メモ帳がいっぱいになってしまいました。

妻:そうなんです、すぐに話が横に逸れてしまって…。久村さんには、畑で獲れた野菜を「おいしいから!」と食べてもらったり、こだわりのお醤油やマヨネーズを紹介したりと、たくさん時間を取らせてしまって…。

夫:そうそう、アノお醤油はおいしいんだよね。マヨネーズも畑で獲れたジャガイモにのせて食べると…と、いつもこんな感じで話が何処かへ行ってしまうんだけれど。

久村:教えていただいたお醤油は、買いに行きましたよ。こうした、たわいのない雑談の中から、おふたりが大切しているライフスタイルを垣間みることが出来ました。当初は、平家を検討されていましたよね。平家の住まいはとても理想的でしたが、十分な広さの畑を残すことやコストの面からも、2階建ての住まいをご提案させていただきました。

濡れ縁(縁側)は畑と家とを繋ぐ役割があるという
濡れ縁(縁側)は畑と家とを繋ぐ役割があるという

雑談の中だからこそ、本音が出てくることは多くありそうですね。具体的な設計についての話はいかがでしたか?

夫:実は少し資金に余裕があったので、この住まいは設計士である久村さんに遊び心を持った設計をして欲しいと伝えました。

久村:おかげさまで、なかなか他の住まいではご提案できないようなことも受け入れていただけました。例えば、外壁を南から東にL字に囲うように設置した濡れ縁(雨戸の外側に付けられた縁側のこと)ですが、これほど広い濡れ縁ははじめて設計させていただきました。また、軒天井(外壁から外側に伸びている屋根の部分)を大きく張り出してあります。日射しを遮る効果があるため、ここに座って畑仕事の合間に休憩をしたり、のんびりと寛いでいただける空間になったらと考えご提案しました。

ピーラー材が使われた、軒天井
ピーラー材が使われた、軒天井

松永:柱にもヒノキを使うなど上質な素材を使用してくださったので、施工の際もよりご満足いただけるよう気合が入りました。大きな軒天井は、室内に差し込む暑い夏の日射しも遮ってくれるため、室内を涼しく保ってくれる効果もあります。昔の家は大きな軒があるのも珍しくなかったですが、最近はコスト削減のために小さくなっているのがほとんどです。

夫:しかもピーラー材(上質なベイ松)を使用していて、とても素敵なものに仕上げていただきました。それに濡れ縁が欲しいとは言ったけれど、ここまで立派なものになるとは思ってもみなかったです。

久村:おふたりのライフスタイルは、畑を含む敷地すべてが住まいの空間だと考えました。そのため、濡れ縁には、室内空間からなだらかに外部空間に繋げる効果を。また、OMソーラーや雨水利用など、自然エネルギーを活用しながら、自然との距離感が近い暮らしを実現することができました。

妻:久村さんには「余裕がある部分で、もっとここを良くしていきましょう」と、たくさん提案をいただき時間をかけてもらいました。家も、畑も、庭も、塀で囲い込むのではなくオープンで自然に溶け込むようなものになったと思います。はじめて訪れてくれる人も「きっと、この家だな?」と分かってもらえます。今ではこの濡れ縁に座って、お友達と一緒にお茶をするなど楽しい時間を過ごしています。

庭に成るロウバイの実
庭に成るロウバイの実

実際に暮らし始めてからの住み心地はいかがですか?

夫:男の場合、プラモデルを作るのと一緒で出来上がるまでの過程が好きだったりするんです。約1年半の間、久村さんや松永さん、職人さんたちとのコミュニケーションが楽しかったです。施行中も現場で色々と質問したりして。妻は違うと思いますけど…。

松永:ちょうど現場の担当者が福安工務店で建てた家に住んでいたので、住まい手としてのリアルな体験談をお話することができました。ご主人はとても造詣が深く、私たちもお話しさせていただき楽しかったです。

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妻:私は、これからの暮らしが楽しみです。コンパクトにまとまっていて、掃除も楽にこなせます。庭の手入れも思い立ったときにすぐに出来て、使い勝手がとても良い。木のぬくもりが優しくて心地よく、とても住みやすいです。自然素材を使った家なので経年変化を楽しみながら、永く暮らすことができそうです。

夫:私も気持ちが良いので、いつも裸足です。ふたりの終の住処として考えた家なので、子ども達との同居は考えていませんが、いつか孫などが住んでくれたら嬉しいですね。

PROFILE

お話を伺ったご家族

妻の出身地である日野に長年暮らす。40年ほど暮らしていた家のリフォームを検討する中で、畑に隣接する場所に建て替えを決める。すでに独立した2人の子と2人の孫を持ち、自家菜園に育つ野菜と、季節に彩りを添える花々に囲まれた暮らしをする60代ご夫婦。

久村尊子(くむら たかこ)

株式会社福安工務店 取締役 設計部長
一級建築士 / 福祉住環境コーディネーター2級/ファイナンシャル・プランニング技能検定3級
インテリアコーディネーター / CASBEE戸建評価員
母、妻、設計士として3つの顔を合わせ持つことを強みに、住まい手のイメージする暮らしを引き出すことを得意とする女性設計士。住まい手の個性を大切に、女性ならではのきめ細やかなプランニングで家事が楽しくなるような工夫なども施す。家づくりを総合芸術と捉え、五感だけでなく、変化の激しい情報、法律、技術の研鑽を重ねている。

松永浩一(まつなが こういち)

株式会社福安工務店 取締役 工事部長
一級建築施工管理技士 / 二級建築士
工事全体を統括管理し品質や安全管理、職人の仕事などを見守る工事部長。現場単位でのお客さまの疑問点などにも対応する。八王子育ち。三児と愛犬(ラブラドール)の父親。アウトドアが趣味で、キャンプには、愛犬も連れて行きます。お引き渡し時のお客様さまの笑顔が何よりの支え。

編集:MULTiPLE Inc.文:小高 朋子写真:樋口 晃亮

ご紹介したお住まい

もぐら舎

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