今回は、スイッチやコンセントのまわりを施工するときに、気密をしっかりとるための強い味方、気密カバーを紹介いたします。
断熱材の室内側に調湿気密シートを貼ったら、その内側に電気の配線工事をしていきます。
(愛称)「集いの家」では、”配線長押(はいせんなげし)”を設置しているので、配線長押から照明、コンセントやスイッチなどの設置位置に電線を配線していきます。石膏ボードの下地として”胴縁(どうぶち)”を打ってあるので、その厚みを利用して、石膏ボードと調湿気密シートの間に電線を配線していきます。
コンセントや照明のスイッチなどをつけるところには、壁の内部にコンセントボックスを設置しています。間仕切り壁の部分は、柱などの厚みを利用して簡単に設置できるのですが、外壁の部分は、調湿気密シートと断熱材を切り取ってへこませないとコンセントボックスを設置できません。しかし、調湿気密シートを切り取ってしまうと、湿気が壁体内に入り込んでしまいます。そこで!気密カバーをつけてからコンセントボックスを設置しているのです。
気密カバーは、耳付きの箱型になっています。気密シートの外側に耳を出して気密テープでしっかり貼っておけば、湿気が断熱層に入り込むことはありません。
気密カバーの内側にコンセントボックスを設置した様子です。電線は、胴縁の厚みの中で配線できるので、ボックスよりも室内側に配線しています。
石膏ボードを張ってしまうとコンセントボックスは見えなくなってしまいますが、あるはずのところに穴を開けると、しっかり設置されているのが確認できます。ここにコンセントやスイッチをつけていき、最後にコンセントカバー・スイッチカバーを設置します。
仕上がってしまうと、気密カバーが設置されているかどうかは見えなくなってしまいますが、見えないところのこのひと手間が、住宅の性能を保つのにとても大事なのです。