(愛称)「集いの家」の1階は、珪藻土(けいそうど)の左官仕上げとする計画です。珪藻土を塗る壁の下地材となる石膏ボードが貼られたら、その上から珪藻土を塗るための準備をしていきます。
せっこうボードのつなぎ目には、グラスファイバー入りのメッシュテープを貼ります。地震などで建物が揺れても、ボードとボードの継ぎ目がずれて珪藻土にひびが入ったりしないように、しっかりつなぎ合わせておきます。
壁の入隅部にもメッシュシートをしっかり張ります。
せっこうボードのつなぎ目部分には、壁紙仕上げの下地と同じようにパテを塗り込んで平らにしていきます。
せっこうボードのつなぎ目の、面取りをしてあったところにパテを埋め込んでいきます。メッシュの間にもパテが入り込んで、溝がしっかり埋まりました。
この上から、またパテを塗り重ねていき、下地を整えていきます。
コーナー部分の下地処理は、壁紙仕上げの場合とは違ってアールをつけていきます。直角ではなく、丸みを持たせた角にする、という意味です。
入隅だけでなく、出隅の部分にもアールをつけます。
飾りタイルを埋め込む予定のところには、珪藻土を塗る前にタイルを貼りつけておきます。
窓枠や巾木など、見切となる木部には、マスキングテープを貼って珪藻土が付かないようにしておきます。
これで、珪藻土を塗る準備が整いました。仕上りが楽しみです。